父が旅立ちました。

先日、軽い脳梗塞・肺炎を併発しあっという間に逝ってしまいました。
急なことで心の準備ができていなかったのですが、93歳で大往生したのではないかと思い、「今までありがとう。お疲れ様」と見送ることができました。一緒に住んで世話をしていた弟家族には感謝しかありません。優しい弟夫婦・孫たちに囲まれて幸せな一生だったと思います。

控えめで、目立つことが苦手で寡黙な父だったので、コロナ禍の家族葬でも許してくれるのではないかと思います。9年前に旅立った義父や母、6年前に旅立った義母の時は、田舎ということもあり大勢の方に見送って頂きました。田舎には、忌明け法要まで毎日御詠歌を唱えるという風習があり、片道40~60分を毎日車で通いました。

コロナ禍ということもあり、また時代の流れということもあって、今回は毎日御詠歌を唱えることもなく、何もせずにいることが申し訳ないような気持ちです。父だったら「気にしなくていいよ」と言ってくれそうですが・・・。

よく「早く母のところに行きたい」と言っていた父なので、天国でうまく再会できるといいのですが、9年も経っているのでどうでしょうか?

今は、4人の親を無事見送ることができて良かったと思います。それぞれそんなに苦しむことなく、また私達を煩わすことなく旅立ちました。私も見習わないとと思います。娘たちに迷惑かけることなく人生を全うしたいものです。

そういうわけで、大阪大丸梅田店で開催の愛の不時着展は行けませんでした。残念ですが、”コロナの中、大阪に行ったらあかん”と父が言っているような気がしました。
しばらくは、父を思いながら毎日を送りたいと思います。