アカデミー賞受賞の韓国映画「パラサイト半地下の家族」を視聴してみた!!

2019年、カンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞した作品。2018年は、日本の「万引き家族」だった。

第92回アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞したほか、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門に輝いた。

1月8日に地上波初放送されたり、Netflixでも視聴できるようになった。

題名「パラサイト半地下の家族」から想像したものは、「万引き家族」のような社会問題を扱った映画くらいに思っていたら、とんでもなかった。コメディ要素もあり、スリリングな要素もあり、格差社会を描いた社会的な要素もある盛りだくさんな映画だ。

ポン・ジュノ監督は、「本作は人々がみんな豊かな人生を送りたいと思っても、それがいかに困難であるかが見えた時に生じる、ユーモア、恐怖、哀しみを描いた悲喜劇だと考えています」と。

半地下とは、文字通り、地上と地下の間に位置する空間で、韓国では「貧困家庭」の」象徴のようだ。有事の際の避難場所だった地下空間が住居用として使われ始めた。2015年の統計では、韓国の人口5101万人中、85万人が半地下に暮らしているというものだったが、現在では、少し違ってきており、半地下が商業施設になったりしているという。

半地下で暮らすキム一家は、家族全員が失業中で、その日暮らしの生活を送っていた。まず、長男ギウが、豪邸に住むパク家の長女ダヘの家庭教師になり、続いて、長女ギジョンがダヘの弟ダソンの家庭教師になり、父は運転手に、母はお手伝いさんにと家族全員が裕福なパク家に寄生することに成功する。ここまではコメディな要素満載で可笑しかったが、そのあとの展開がスリリングで想定外だ。

キーワードは、石・水・臭い。

見終わったら、その後が気になり、考えさせられる映画だ。韓国のエンタメはすごい!!

 「愛の不時着」のソ・ダンの母親役の女優さんと、叔父役の俳優さんが出演しているのも見ものだ。

とにかく演技が上手い、同じ人物とは思えない。