「ロコレ」に掲載されていたヒョンビンssiの成長の軌跡!!その2

 ヒョンビンssiの内面的な魅力が満載されている「ロコレ」より、

 

なぜヒョンビンを語ると高揚するのか ① 「目的意識が他の人と違う」から

「俳優になってからこれまで、作品ごとに、いかに忠実になれるかだけに没頭してきました。だから自分自身について、十分に考えることができませんでした。軍隊にいるあいだ、自分を見つめる時間がたくさんあればと思います。20代を締めくくり、30代の俳優になる前に、この場所で自分自身を再発見したい、そんな期待をしています。生まれ変わるためには、試練も必要だと思います。すべての面で自分の限界を確かめ、それを乗り越える力を身につけたいです」(『ヒョンビン、限界に挑む。—-海兵隊入隊 ドキュメンタリーBOOK』より)

 このように、ヒョンビンは兵役を通して自分を再発見したいという抱負を述べていた。それは、俳優を離れる時期に、もう一度自分を徹底的に見つめたい、という意思表示であった。
つまり、はっきりと目的意識を持って兵役に就いているのである。
彼は入隊後に報道陣から「人気全盛期に入隊してファンに忘れられてしまうという考えを持ったことはありませんか」と尋ねられたとき、毅然とこう述べた。
「忘れられることは恐くありません。実際、忘れられることもあるでしょう。大事なことは、ここでどういうふうに過ごして、社会に戻ったときにその経験をどう生かせるか、ということでしょう」
ここまで言い切って兵役に取り組んだ芸能人が、果たして今までいただろうか。 

 

その1でも書いたけど、ヒョンビンssiの兵役はその後の俳優人生に大きな影響を与えている。目先のことだけでなく、ずっと先の将来の自分の姿を考えることができる。幼少期から何事も深く考え、軽い行動はとらない大人っぽい性格とある。想像するに、おとなしく静かに人間ウォッチングをするようなタイプの男の子(男性)だったのかも・・・。周りのいろいろな人を見てきて自分はこうあるべきだというような完璧な理想像ができたのかなと思う。完璧主義で真面目なヒョンビンssi、ストレスがたまり羽目をはずすことはないにだろうか?

 

なぜヒョンビンを語ると高揚するのか ② 「経験を積むことが大事」から

最初に強調したいのは、兵役に臨んだときのヒョンビンの覚悟が尋常ではなかったということだ。とにかく、壮絶な覚悟を持って訓練に取り組んでいった。
当時のことをヒョンビンはこう語っている。
「ここで落伍したとしても、後悔はしたくないですね。やらないで後悔するよりは、やって後悔したほうがまだましじゃないですか。私がしている仕事は経験を積むことが大事なので、ここで過ごす経験が後でとても生きてくると思います」
こう語るように、ヒョンビンにはどんな苦難にも立ち向かえる準備ができていた。
「20代前半から、ずっと俳優の仕事をしてきました。海兵隊に志願して面接を受けましたが、そのときに考えていたのは、キム・テピョン(本名)という自分自身に対して“何をしていかなければならないのか”“将来に向けてどんな目標を持つべきか”ということだったのです」
訓練は本当に過酷だったが、心強かったことは、一緒に乗り越えていける同僚がいたことである。ヒョンビンも語っている。
「厳しい訓練が続き、もう耐えられないと観念した瞬間に周囲を見ると、他の人たちは同じ状況で耐えているじゃないですか。それで、私も耐えることができました。もし、私がここで倒れてしまったら、同じように倒れてしまう人も出てくるだろう。それではいけないから、必死に耐えたんです」
このように、ヒョンビンは過酷な訓練を乗り越えることができた理由を明解に述べている。信頼できる仲間がいることは本当に心強かった。

 

ここでも兵役のことが挙げられている。過酷な訓練を乗り越えることができたのは信頼できる仲間がいたからだと。兵役同期の仲間が、最初は俳優ということもあり特別扱いされてるんじゃないかと良い印象を持たなかったが、すぐに仲間になったと言っていた。2年近く一緒に訓練した仲間とは今でも交流があるのだろうか?今でも交流があったら素敵だろうと思う。

 

なぜヒョンビンを語ると高揚するのか ③ 「斬新な国王の姿に扮した」から

この『王の涙 イ・サンの決断』は2014年に韓国で公開されたのだが、ヒョンビンは「あえて正祖を描いた他の作品を見ようとしませんでした」と語った。
それは、自分なりに新しい正祖を演じたいと思ったからだ。
「困難な時代に正祖は、かならず生きなければならないし、自分の政権を守らなければならなかったのです。それだけに、映画ではこれまでにない緊迫した正祖をお見せしたいと思いました」
ヒョンビンはこう述べた。そして、彼は自分がオリジナルな表現をどのようにすべきかを考え抜いた。
そのうえで、ヒョンビンなりに重要なことに気づいた。
「脚本を何度も読むと、正祖は自分の命を守るために、苦しい環境の中で鍛練を続け、すさまじい生き方をしたのではないかと考えました」具体的にヒョンビンが行なったのは何なのか。彼がシンプルに言う。
「からだを鍛えました。とにかく、徹底的に鍛えました」
こうして、 映画の中で筋骨隆々の正祖が登場することになった。それは今までにない斬新な国王の姿であった。
実際、『王の涙-イ・サンの決断-』では、ヒョンビンが肉体的にも強い正祖に成りきっていた。
そこで培われたイメージは、やがて『愛の不時着』で演じた北朝鮮の将校の強さと優しさに受け継がれていったのである。

 

 除隊後の復帰作に選んだのが「王の涙ーイ・サンの決断ー」である。自分なりの新しい国王を演じようと考え、とにかく徹底的にからだを鍛えたという。すべての仕草が国王に見えるように研究、特に乗馬のシーンには気をつかったという。ヒョンビンssiにしか演じることのできない正祖が描かれている。

 

なぜヒョンビンを語ると高揚するのか ④ 「研ぎ澄まされた演技力と存在感」から

 「最初に自分でシナリオを読んで、特に気に入った作品を選ぶようにしています。シナリオに愛着を持てれば、作品に愛情を注ぐことができます」
このようにヒョンビンは作品選びで自分なりの原則を持っており、そうした意図のもとで、たとえば映画『王の涙-イ・サンの決断-』の正祖(チョンジョ)の役や、ドラマ『ジキルとハイドに恋した私』という異色作のキャラクターも選ばれてきたのである。
さらに言えば、『アルハンブラ宮殿の思い出』に主演してユ・ジヌという主人公を演じることになった。
この『アルハンブラ宮殿の思い出』でヒョンビンパク・シネと共演したが、ドラマはケーブルチャンネルのtvNで2018年に放送された。
そして、『アルハンブラ宮殿の思い出』は、スペインのグラダナに仕事で出掛けたユ・ジヌ(ヒョンビン/投資会社社長の役)が、元は才能あふれるギタリストだったチョン・ヒジュ(パク・シネ)が経営するホテルに泊まって、謎めいた事件に巻き込まれるというストーリーだった。その結果、とてもミステリアスな人間関係が面白さを際立たせていた。
こうした不思議な展開の中で、ヒョンビンの演技力と存在感がしっかりと研ぎ澄まされていったのである。
特に、『アルハンブラ宮殿の思い出』でヒョンビンが演じたユ・ジヌは、ビジネスで成功したカリスマ的な人物なのだが、結婚に二度失敗してプライベートではとても多くの困難を抱えていた。
そのように複雑な背景を持っているというキャラクターに対して、ヒョンビンは内面が微妙に揺れ動くイメージで男を最後まで演じきっていた。
その表現力は本当に見事であった。

 

アルハンブラ宮殿の思い出」、「ジキルとハイドに恋した私」は視聴率も振るわず、韓国ではあまり人気がなかったようです。両作品とも、全く違ったキャラクターをヒョンビンssiは見事な演技力で演じ切っていたと思う。「アルハンブラ宮殿の思い出」はARゲームの世界を描いていて、ゲームをしない私でも面白く観れた。多岐にわたる演技ができることを証明したように思う。出演作品をシナリオを読んで選ぶというヒョンビンssiの俳優としてのポリシーは揺るぎないものだ。これからの活躍が楽しみである。

 

なぜヒョンビンを語ると高揚するのか ⑤ 「兵役を通して学んだこと」から

 訓練所に入る前のヒョンビンは、「泣かないだろうと思っていました」と心境を語っていた。しかし、そういうわけにはいかなかった。
「もともと、涙もろいほうでもないので、まさか泣くことはないだろうという気持ちでした。ところが、ファンを見た瞬間、何かが込み上げてきたんです。今まで、みなさんから愛をいただいてばかりでした。何かを少しでもお返ししなくてはならないのに、何もできずに行くのだと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました」
このように、ヒョンビンは自分のことよりファンのことを思い続けていた。そして、ファンに対する「申し訳ない」という気持ちは、結局はヒョンビン自身を大いに奮い立たせた。
さらに、彼は一緒に訓練に励む同僚についてもこう述べた。
「映画であれドラマであれ、私がこれまでやってきたことも、考えてみれば、いつでも新しい人間たちとチームを組んで、新たな何かを作り上げる作業でした。訓練所でも、やはり同じだと思います。環境や年齢も異なり、別々の関心を持った兵士たちが集まってはいるけれども、共通の目標を持っているんです。目標に向かって力を合わせ、私がこれまでやってきたように最善を尽くすならば、たとえいくらかの困難があったとしても、やっていけるだろうと思っています」(『ヒョンビン、限界に挑む。—-海兵隊入隊 ドキュメンタリーBOOK』より)
最善を尽くして訓練に励む中で、ヒョンビンは様々なことに気づいた。それは、貴重な経験になった。
「どんなことでも、自分が直接手をつけるよりも早く、誰かが先にやってくれていました。ここでは、何事も自分でやらなければなりません。掃除や洗濯、軍装を整えること、小さなことであれ大きなことであれ、全部です。それは私にとって、とても貴重な新しい経験でした。そのことで、考えも大きく変わってきました」
果たして、何が変わったというのだろうか。それは、彼が様々な恩恵を受けてきたということだった。
「たとえば、世の中には当たり前ということは、何もないのだなあと思うんです。母親が作ってくれる食事、お手伝いさんがやってくれた家事……。当然のように享受していたことが、実際にはたいへんな恩恵だったのだということです」
このように、訓練を通してヒョンビンが学んだことは本当に多かった。

 

ファンを大切に思う気持ちがとても嬉しい!!兵役入隊の時も除隊の時も大勢のファンや取材陣が集まり、「涙の除隊式」では、「・・・本当にお芝居がやりたかったです・・・」と涙を流してファンへの感謝を述べたと聞く。家族愛が強いヒョンビンssi、家族を大切にする気持ちも兵役を通してより強くなったのだろう。交際を認めたイェジンさんは、ヒョンビンssiと同様に内面も魅力的な女性なので、とても素敵なファミリーの一員になられることでしょう!!なんて結婚が決まったみたいなことを・・・まだちょっと早すぎますね。

 

またまた、長々とつたない文章にお付き合いいただきありがとうございました。その3に続く。

 

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