「チング」視聴し終わりました!

「切ない」、「やるせない」、「哀しい」感情が残ってしまう。

初回の冒頭、ヤクザの抗争で刺されて死ぬシーンから始まる。「なんで~どうして~え~!いつものヒョンビンとちがう」・・・ヒョンビンがヤクザのドンスを演じているんだから・・・顔も声もまなざしもちがう・・・。

途中までは、ドンス=ヒョンビンという感覚だったが、徐々にドンスだけになり、見入ってしまった。ヒョンビンの演技力なのだろう。集中力・感情移入・目の演技が光っている。ヤクザになってからの目が全く違う。以前何かのインタビューで、「演技のためにボクシングを習うが、技術を学ぶのはもちろんだが、ボクサーの闘う目を見倣いたい」というようなことを語っていた。

「どうしてヤクザになったの?」「どうしてボクシングをやめたの?」「どうして初恋の相手に気持ちを打ち明けなかったの?」とかいろいろ突っ込みたくなるけど、「やるせない」気持ちが根底にある。そのような人生の転機には、運命や母や初恋の相手の女性に翻弄されてしまう。ほんとうにやるせない。

「愛の不時着」「私の名前はキム・サムスン」「ジキルとハイドに恋した私」「シークレットガーデン」を観た後と、「雪の女王「チング」を観た後の気持ちが,全くもって違いすぎる。他の俳優のドラマを何本が観た時は、違っていても其々演じ分けてうまいなあと思う位だが、ヒョンビンの場合は、自分の感情になって尾を引いてしまう。それがハマったということなのだろうと思うが・・・。

 

ヒョンビンをドンスにしてしまう監督がすごい。